SSブログ

イタリア道中2 [ア−トとの遭遇]

日本からローマへ飛んで、ローマからナポリへは列車で移動したためホテルに着いたのは真夜中。翌日朝早くからポンペイに移動してナポリを一日で出来るだけ楽しんで、モデナへ移動(ナポリからモデナへはけっこうな距離があります)。コッテリした一日となりました。
 さて博物館の続きから…。
博物館にはポンペイの模型もありました。すんごく大きい!さっきまでうろうろしていたポンペイの街を探してみる。
DSC09797.JPG

前にも書いたけど、元々がご領主様の館なので広い広い!ポンペイ関係の展示物だけでも何部屋もある。博物館全部を見るなら2日はかけたいところだけど今回はポンペイ関係と1Fの彫刻だけであきらめました。博物館の周りの建物はこんな。
ナポリ街並み.jpg

黒と赤が基調で重苦しい。街では車はクラクション鳴らし放題、バイクは爆音、ものすごく騒がしくて博物館の中でも臨場感たっぷりに喧騒が聞こえました。ご領主がまだ暮らしていたなら外に向かって「うるさーい!」と一喝しただろな。

博物館を早々に切り上げたのは丘の上のサンテルモ城に行くつもりだったから。お城(というか砦)から市街やナポリ港が見渡せるのだそうな。博物館前から地下鉄に乗って麓まで行き、そこからケーブルカーに乗ります。ナポリの地下鉄、びっくりするほど広い。地下壕の役目があるのかな。
地下鉄.jpg

落書きだらけですが、今回イタリアで見かけた電車も駅構内もほぼこんな。車体の下のデザインが分からないものがほとんど。怒られないんですかね。 地下鉄から出ると、ナポリの下町の風景!
DSC09818.JPG

そこからケーブルカー(フニコラーレ)の駅へ。駅前は下町感満載。
DSC09819.JPG

ケーブルカーへの乗り場はわかりにくいのだけど、ナポリっ子は親切、身振りで教えてくれました。かなりな急傾斜を上って行きます。アパートがすぐ脇に立っているので暮らしぶりなんかも観察できて楽しい。
フニクラ.jpg

ケーブルカーを降りたら後は他の観光客にくっついていけば砦に到着できます。道にはお小遣い稼ぎにドリンク類を売っているお宅もありますが、あくまでも片手間にやっている…みたいな力の抜け具合がいいかんじ。到着が遅すぎて砦の入場時間には間に合いませんでした(砦自体は大した見どころは無いのだそうな)
DSC09824.JPG

砦の上には行けないので、どこかで港を一望できないかな…と見渡せば「見晴らしたければお食事をしてね」ってことで海側はほぼレストラン。まあそんなもんだ。
DSC09825.JPG

帰り道は歩いて下りました。階段が夕景に溶けてこれはこれでとても素敵な光景。日本でいえば昭和っぽい街並みに黄色い街灯の光が郷愁をさそって暖かな気持ちになってくる。ナポリの下町、とっても気に入りました。
DSC09826.JPG

みっちりナポリを楽しんだ翌日、モデナへの移動の前にホテルの屋上から昨日昇った砦のある丘を記念撮影。ホテルの隣の建物の屋上には素敵なテラスがしつらえてありました。庭が無くてもこんなテラスがあれば楽しいでしょうね。
屋上.jpg
nice!(3) 

nice! 3