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イタリア道中5 [ア−トとの遭遇]

モデナの街の事もう少し。
街の中心はグランデ広場。骨董市をやっていた広場で、ドゥオーモと呼ばれる大聖堂と市民の塔と市庁舎などに囲まれています。ここらがまとめて世界遺産登録されています。
グランデ昼.jpg
ドゥオーモ夜.jpg

ドゥオーモの後ろはこんな。やっぱり広場。
広場と教会.jpg

ドゥオーモの中、広くて天井が高い!
ドゥオーモ内1.jpg

祭壇の一番奥、明るくてとてもきれいでした。窓に透ける石がはめ込まれていました。
ドゥオーモ内2.jpg

グランデ広場の近くの一角にある建物の角にローマ時代の建物の遺構が残っていました。音楽学校の生徒さんかな?素晴らしい音色のヴァイオリンの演奏していました。
音楽家辻.jpg

ドゥオーモ以外にも目についたところで2つ、古い教会がありました。
こちらはそれほど大きくなかったけど、アート展をやっていて、宗教的な題材を現代アートとして制作した作品が展示されていました。
古い教会2.jpg

こちらは建物の陰に隠れるようにあった古い教会。世界遺産のマークがありました。中でパイプオルガンとソプラノ歌手が練習しているのが聞こえました。
・夜古い教会.jpg

それほど観光客が来るような感じでもないけど地元の人の憩いの場なのかすぐ近くにはお休みどころが。
古い教会前カフェ.jpg

旧市街のはずれにエステンセ美術館があります。エステ家のコレクションが展示されています。同じ建物の中には図書館とカフェとイベントスペースとがあります。正面の写真を撮り損ねました。馬鹿でかい事は写真をお見せするまでもないですね。
1Fには主に大理石の彫像とか、どこかの遺跡から運んできた石像とか、どこかの遺跡の前面丸々とか、石に刻まれた銘板とかがゴロゴロ。とんでもないお金持ちになるとこういうのを集め出すんですかね。
エステンセ彫刻.jpg

一番奥には何代目かのご当主の像が。周りの壁画はクリムトの「美術史美術館壁画」っぽい。「あんなカンジのを描いて欲しいなー」って発注したのかな。
エステンセ領主.jpg

美術館は建物の最上階。最初の大物はエステ家の「フランチェスコ1世」の胸像。製作者はバチカンの広場なんかも設計した方(名前長いので、はしょる)
フランチェスコ1世.jpg

エステ家が長い時間をかけてコレクションしただけに、何でもアリ。宗教関係の絵や像が多いけど、嫁入り用の馬の鞍とかベネチアの食器とかもありました。長い歴史のうちには売却した物やナポレオンの侵攻の際に無くなったりしたものも数多いのだとか。お宝を持っているのも大変ね。
2エステンセ絵画.jpg1エステンセ絵画.jpgエステンセ厨子.jpg

古銭をコレクションしていた方もいたそうで、コレクション箱。重そう。
エステンセ古銭コレクション.jpg

装飾過多のヴァイオリン。同じく装飾過多のハープもありました。このヴァイオリンはモデナにとって特別なモノらしく街のあちこちでポスターになっていて音楽学校の前にもありました。
エステンセヴァイオリン.jpg
ポスターのヴァイオリン.jpg

貴石を使った箱庭みたいなオブジェもあったけど「素敵かなあ、これ?」と思っちゃうものもあったりして、そういうことも楽しい美術館でした。
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