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ケストナーの本 [紙魚の本棚]

友人がケストナーの「サーカスのこびと」と「雪の中の3人男」が好きだとメールを送って来た。おお!同好者がこんな身近にいようとは!ケストナーは詩人としての名声が出てから勧められて子供の為の本を書いて大成功したけどナチからも相当目を付けられていた。焚書をその目で見納め亡命する事無くドイツに留まって抵抗した。大人向けの他愛の無い3冊の本はこの時期国外のみの出版それも当たり障りの無い内容しか許されなかったが為のものだ。だけどその暖かなユーモアと読後の幸福感は彼の境遇とはまるで逆。


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