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晩秋の森 [日常]

二子玉川にある静嘉堂文庫美術館へ出かけてみました。幕末に蝦夷地を探検した松浦武四郎に関する展示をやっています。彼が残した記録冊子が面白そうだったので、これがもっと詳しく読めたらなあ…。アイヌの人々の様子、自分の探検の様子が絵で記されているのですが、日本人の血のなせる業なんでしょうか、鳥獣戯画に通じるとぼけた味わいがありました。徹底した記録には感心するのですが、趣味の古物(骨董)とか生前に書かせたという自身の涅槃図などは…、彼が家族だったら迷惑だったなあ。さて、外に出るとここは結構広い森になっています。夕暮れにそぞろ歩くと不思議な世界に迷い込みそうな光景が!こぼれ日が木の葉に当たって黄金に光っていました。入り口あたりの小川も「渓谷」って風情があり、東京にいるとは思えない素敵な美術館です。
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