SSブログ

再び岩の国へ8 [ア−トとの遭遇]

長々と旅日記を綴っていましたが、いよいよ最後。エレバンの街の事、もう少し。

ギュムリから帰って来た日はエレバン市の誕生祭の日でした。エレバン市のいろいろな場所でイベントが同時にある「学園祭」状態でした。タイムスケジュール表を訳してもらい、まずは2年前に出来たばかりの新しい通りへ。通りの中央にステージが出来ていて少女たちが民族ダンスを踊っていました。
P1050417.JPG

舞台の下では民族服の人々を大勢見ました。ステージに立つのかな?美人度がますますアップしてます。
P1050423.JPG

共和国広場近くの通りも美しく飾り付けられ、一応おまわりさんたちも待機してますが、ワクワク感満載。
P1050437.JPG

こちらにもステージがあり、美しい民族服の人々がいっぱい。晴れ舞台なんですね。2年前に来たとき、大学生たちが「伝統的アルメニアの衣装はほとんど着ない」と言っていましたがお祭りは別なのでしょう(お祭りなので正式なドレスよりは簡略化されているということもありそうですが)。
P1050444.JPG

美しいドレスを着られちゃ、いつもの女友達の筈なのにドキドキさせられちゃうよね。彼らは仲良くマイムマイムみたいなダンスを見せてくれましたが、その振付、ステップの複雑な事!よく覚えられるなあ。
P1050461.JPG

日が暮れてくると道路の上にイルミネーション点灯!昼間に見ると、道路の上に電線が渡っているだけみたいなんですが、こういうお祭りになると本領発揮です。
P1050487.JPG
P1050490.JPG

本屋さんの前では人々がぎゅうぎゅうに押しかけていました。誰か有名人が来ているのかな。
P1050495.JPG

エレバンのお祭りは土曜日一日だけの事だったようで、翌日にはお店の前の飾り付けだけが残って、フツーの日が始まりました。ええ?あっさりしてるなあ。
 さて、もしエレバンに行くことがあったならゆっくり見てほしい場所の一つに古文書博物館があります。
P1050285.JPG

アルメニア人は本を命のごとく大切にする歴史があり、異民族に攻め込まれて生きるか死ぬか…と言うような時にも貴重な書物を壺に詰め、教会、修道院などの床下深くに埋めて守っていました。そのため、アルメニアにしか残っていない古文書も多いのだそうです。今では世界中の貴重な古文書も収蔵されています。お金を払うと館内を自由に撮影させてもらえます。
P1050303.JPGP1050337.JPG

古文書博物館はちょっと小高いところにあります。ここから中心地を見るとこんなふう。ここも木に囲まれて気持ちのいい場所です。
P1050291.JPG

エレバンと言いギュムリと言い、街中に大きな木が沢山あるのはソ連から独立した後の度重なる不幸で暖房にも事欠き、子供たちですら真冬に郊外まで薪にする木を探しに行かなければならなかったこともあるのではないかと思います。  そんなことを知っているとは思えない現代の子供たちが私ら東洋人を見て大喜びで手を振り叫びます「ニーハオ!」。いや~、この2年のうちにどんだけ中国人が押し寄せたんでしょう。
P1050380.JPG

エレバン中心地から離れた場所に新しいショッピング街が出来ているようで、タクシーでそんな街を通り過ぎました。高速度道路も中国の協力で整えられているのを見ました。いたるところクラッシュアンドビルド。そんなこともあり、街中で大きなミキサー車を目にしました。でか!
DSC09037.JPG

街で見る車は確実に高級で高価な新車が多くなりました。
DSC09240.JPG

中心地のお店は古い建物の中にあるので規模の小さい物が多いです。これもきっと2年後ぐらいには変わっちゃうのでしょうね。おもちゃ屋さん、洋服屋さん、ちょっと街外れのコンビニ(?)
DSC09036.JPGDSC09038.JPGDSC09041.JPG

ホテルの近くにあった小さいスーパーの瓶詰コーナーに醤油発見!エレバンにも、日本料理なのか寿司屋なのかよく分からないお店があって、寿司を食べることができるそうですがかなり高いのだとか。味…どうなんでしょう?アルメニア料理のレベルが高いだけに、テキトーなものでお茶を濁してほしくないです。
P1040365.JPGP1040365 (2).JPG

共和国広場の横では週末になると蚤の市があり、お土産物になりそうなもの、日常に使う道具類、絨毯、絵画等々良いものからガラクタまで並び、とっても賑やかです。店主さん達と値段の交渉するのも楽しい体験です。週末だけかと思っていたら出店数はかなり減りますが平日でも開かれていました。お客さんが少なくて撮影するには好都合。エレバンを去る日の朝、出かけてみました。
DSC09244.JPG

こうして今回もたくさんの思い出をこさえて岩の国を去って来たのですが…。
帰りのアエロフロート、モスコーから成田までは10時間。2度食事が出ます。2年前の教訓で帰りの食事は強烈に不味い!と心の準備をしていました。
が!最初の食事…どうしたの?美味しくなっている!苦情が殺到して改善したのかしら。完食しました。
 ふう、これなら2度目の食事が楽しみ…なんてうきうきしてたら、さすがアエロフロート期待は裏切らない、安心してて油断した分ダメージは大きい。全体重を乗せた破壊力あるパンチが繰り出されました。激マズ!!!!!一口も飲み込めない。
DSC09246.JPG

撃沈している自分のマヌケさに笑いが止まらなくて、私とは違うメニューを選んだ仲間に感想を聴いたらそちらも激マズだったとかで、彼も笑いが止まらない状態でした。ロシアのオ・モ・テ・ナ・シは厳しいぜ!

でもフォーチュンクッキーから出てきたメッセージはとっても嬉しい内容でした。オツな事するじゃないか、アエロフロート。
nice!(3) 

nice! 3