SSブログ

再び岩の国へ6 [ア−トとの遭遇]

ギュムリからエレバンに帰って来てから、連日アララト山がくっきり見えました。アルメニア人に言わせると1年のうちでアララトがはっきり見えるのは40日ぐらい、なんだそうです。私たちがギュムリに行っている間にエレバン方面は大雨だったという事なので、空気が洗われたのでしょう。
お昼過ぎから郊外へ遠出しました。道すがらアララト撮影。
DSC09043.JPG

田んぼから見た富士山?いえいえ、アララトの手前は牧草地。
DSC09046.JPG

標高の高いアルメニアはお花の季節は終わりかけ。ゼラニウムっぽいけど何なのでしょう。ここらコーカサスあたりは植物の原種が沢山あり、植物を楽しむツアーもあります。
DSC09050.JPG

綺麗なアララトに歓声を上げ、長い車旅の後着いたのは赤い岩場が屏風みたいに連なるところ。
DSC09062.JPG

2年前にも来ました、ノラヴァンク。
DSC09061.JPG

いざ、内部へ
DSC09068.JPG

入り口のレリーフは異民族に襲撃されないように、異民族の顔に似せて彫っています。こういうレリーフが他の遺跡にも時々見られ、大陸の中の国って大変な思いで生き延びて来たんだなあ…と島国の幸運を思います。
DSC09069.JPG

2年前はここで神父様が赤ちゃんを祝福していました。
DSC09071.JPG

あの時の神父様は今回のアート展でも素敵な風景写真を展示していましたが、この日はお留守でした。2年前より早い時期に来たので谷間の秋景色を見ることが出来ました。アルメニアの秋は緑から黄色へのグラデーションが多い様で赤色系はそんなに多くありません。黄色寄りのため、大変明るい風景となります。
DSC09066.JPG

帰り道、ワイン蔵に寄りました。
DSC09075.JPGDSC09077.JPG

コーカサスあたりだとジョージアのワインが名高いですが、これはソ連時代にジョージアがワイン担当、アルメニアはブランデー担当になったため。ワイン自体は自家用でずっと作られていましたし、5000年前のワイン醸造所(岩山の割れ目の奥深くにありました)の遺跡もあります。この頃は販売用のワインにも力を入れているようです。赤ワインを飲んだのですが、とてもおいしかったです。チャンスがあったらイケる方はお試しあれ。
nice!(2) 

nice! 2