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一千一秒物語・稲垣足穂 [紙魚の本棚]

本当の題は写真の通りなのだけど字が出ないからよく知られた題にしておきます。ずいぶん昔に買った本。学生時代タルホについて熱く語る先輩がいて憶えていた作家でした。本を持っていることを時々思い出すけどめったに読み返すことはない。でも浅い春から夏にかけての夕暮れにぶらぶらと散歩をしているとタルホの話の世界を思い出す。ノウミソの奥の霞んだ夕暮れに光るお星さまみたいなものかも。
たるほ.JPG
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グーグーだって猫である [紙魚の本棚]

まだまだ伸び切った私の生活態度は勤勉モードに入りません。天気が良いと頭の中まで暖まるし寒いと縮こまるしちょうどスッキリとは行かない。こういうの、子供がだだこねているのと似ている様な。もうひとり母役の私が御機嫌とってなだめているってところでしょうか。夜、寝る前の睡眠導入に「グーグーだって猫である」(大島弓子)を読んでます。友人が貸してくれた本。猫って小さな子供ととても良く似ている気がする。


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澁澤龍彦/犬狼都市 [紙魚の本棚]

教室の生徒さんが澁澤さんの小説を読みたいといっていたので手始に短編集を本棚から掘り出しました。読んでいると澁澤さんが色々なエッセイに書いた断片がちりばめられているのが分かります。中島らもさんの小説もそういうところがとても似ていると思ったものでした。エッセイを読むのも好きという読者としてはこんなところを見つけだすのも楽しみです。


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台風一過、夏バテ一過 [紙魚の本棚]

台風の気圧の変化に翻弄され、ただでさえヘロヘロなのが夏バテで増幅された様です。しかたない、ここはヘロヘロが治まるまでちょうど借りてきたばかりの宮部みゆき「スナーク狩り」を堪能しましょう。どうせ彼女の作品は面白くて途中で止められないし。夜読み始めて朝まで起きているよりいいかも。


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失踪日記/吾妻ひでお [紙魚の本棚]

図書館で本を探していたら吾妻ひでおの「失踪日記」「逃亡日記」を見つけました。図書館にあるとは!早速借りて読書。おかしいんだけど悲惨だし壮絶。当人は当時かなりドロヌマだったのだろうけど絵柄のかわいらしさとユーモアでからりとしている。大変な思いをしただろうに娘さんのコメントは「パパ大好き!」なのもいかしている。


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銀座百点 [紙魚の本棚]

友人が前から「けっこう面白いよ」と勧めていた銀座百点をやっと手に入れたので読んでみたらホントけっこう面白い。丁度銀座の養蜂で採れた蜂蜜を使ったお菓子やカクテルを出すお店の話を聞いて興味を持ったら6月号はその銀座のミツバチ「銀パチ」について詳しい読み物が載っていました。銀座百点を置いてあるお店も分かった事だし出かけた時にはまた貰って来よう。


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「シルマリルの物語」を貰う [紙魚の本棚]

指輪物語を読み出していよいよ最終巻に入ったと言う話を友人にしたら「貰ったけど私は読まないからあげるね」と「シルマリルの物語」を譲り受けました。うっ!あまりの厚みで重い…。漬け物石並みに重い!指輪物語を読破したら恩田陸さんに戻って何か読もうかと思っていたけど当分はトールキンになりそう。まさかこの歳になってファンタジーとはね。人生って思い掛けない…。


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美しい言葉を織り成す人々 [紙魚の本棚]

人形の生徒さんがある詩集を持って来ました。とても美しい言葉、美しい内容。それでラフカディオ・ハーンがアメリカで新聞記者だった頃に発表していた再話文学を平井呈一さんが訳した「飛花落葉集」を思い出した。ハーンの原文自体がとても美しい言葉で綴られていたのだと思うけど平井さんの訳文も宝石を織り込んだ太古の美しい飾り帯の様なのです。原典のインド古典を東洋文庫で読んだけどあまりの違いにがっかりしたものです。


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指輪物語にハマる [紙魚の本棚]

大昔ランドセルを背負っていた頃「ナルニア国物語」に乗り切れず「指輪…」も私のテリトリーじゃないな、と思っていた。映画になってもテレビで放映していても見なかったけど、ちょいと前に恩田陸さんの「夜のピクニック」を借りたついでに指輪物語の1巻を借りてしまい読み始めた。マズい!寝る前の睡眠導入剤の筈が頭だけが冴えて行く!映画も見たくなったような…。


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宮部みゆきを読む [紙魚の本棚]

釜でビスクを焼成している間は安全管理者としてへばりついて万が一に備えています。もっとも私はへなちょこだから何かあったとしても腰砕けしてそうだけど。焼成中は本か新聞を読む事にしています。新聞に数独なんか載っていると気分上々。今日は借りておいた宮部みゆきの長篇を読む。寝る前に読むと止まらなくて酷い目にあうけど今なら許す、と自分に許可を貰って堂々と読んでます。夕方からだいぶ冷え込んで来たけど釜のお陰で心地良いです。


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世界悪女物語 [紙魚の本棚]

ラジオでナカシマミカが「今、世界悪女物語を読んでます」と言っているのを聞いて本棚から出して来ました。私は寝起きも悪いけど寝つきも悪いのでいろいろ試した結果、照明をちょっと落として何度も読んで内容を憶えちゃったぐらいの馴染みの本を読むとあっという間に夢路を辿る様です。でもこの本の悪女達の悪行は迫力があって目が覚めちゃいそう。


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ケストナーの本 [紙魚の本棚]

友人がケストナーの「サーカスのこびと」と「雪の中の3人男」が好きだとメールを送って来た。おお!同好者がこんな身近にいようとは!ケストナーは詩人としての名声が出てから勧められて子供の為の本を書いて大成功したけどナチからも相当目を付けられていた。焚書をその目で見納め亡命する事無くドイツに留まって抵抗した。大人向けの他愛の無い3冊の本はこの時期国外のみの出版それも当たり障りの無い内容しか許されなかったが為のものだ。だけどその暖かなユーモアと読後の幸福感は彼の境遇とはまるで逆。


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エーリッヒ・ケストナー [紙魚の本棚]

小学生の頃から「好きな作家は」と聞かれたら一番に頭に浮かぶのがケストナー。「飛ぶ教室」を何度繰り返して読んだ事か。マンガ家の吉野朔実(美?)さんのエッセイの中でも好きな作品の一つとして取り上げられていたっけ。本屋でうろうろしているとケストナーの著作や関連本をぽつぽつと見つけるので集めようと思ったわけではないけどけっこう揃ってしまいました。ちなみにエーミールというのはお父さんの名前だそうです。


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いまさら「赤毛のアン」 [紙魚の本棚]

寝つきが悪いので寝酒がわりに本を読む事にしています。図書館で探して気に入ると同じ作者の本を端から読んだり。宮部みゆきの時代物を借りたら面白くて結局徹夜しちゃったりして失敗したので「のんびりした物語を読もう!赤毛のアンなんて良さそう」と今さらアンを読む事に。が!意外と面白い。読んでいて古臭くない。上質の少女マンガに通じる感性。なるほどね、人気があるわけだ。


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たまに読みたくなる本 [紙魚の本棚]

子供の頃読んだ本がたまーーにとても読みたくなります。一番読み返す事の多い本はケストナーの「飛ぶ教室」でこれは小学生の頃からのお気に入り。ケストナーは他の話も好き。ムーミンシリーズも文庫で買ってしまったし世界各国の神話とかレイ・ブラッドベリの本とか。で、リンドグレーンのエーミールシリーズも読み返したくなって図書館で借りて来たけど子供用の部屋に置いてあるのでけっこう気恥ずかしかった。


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アインシュタインの言葉集 [紙魚の本棚]

友人から本が送られて来たので足を蚊に射されながらポストの前で拾い読み。表紙のキャッチコピーが自己啓発本ぽかったのでそういった本なのかと思ったら違うみたいで「今の妻が科学を理解できないのはうれしい事です。最初の妻は理解出来たんです」という文を読んで思わず吹き出してしまいました。こんななかなか味わい深い、シニカルだったりユ−モアだったりカレイドスコープみたいな言葉が集められていました。


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